2017年2月27日月曜日
2016年8月5日金曜日
8/11 mammoth dub @ hisomine,saitama
17時開演(23時終了)
エントランス 2000yen
THEUS 1st Album Release Party
LIMITED 50 PEOPLES!!
※チケット前売り予約の方はmammothdub@gmail.comに氏名、電話番号を添えて送信して下さい。
※当日は混雑が予想されます。会場キャパの都合上、定員は50名となっておりますので、そちらを越えた場合のご入場はお断りする可能性があります。
ご入場は御予約の方優先となりますので、どうぞご利用下さい。
THEUS
KMC
Aston Dubrass
Atsuki
BASICA
TUK-TUK
aoub×TP SOUND
Kazuya
VJ CHRISHOLIC
SHOP : AVA
ヒソミネ〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目7−12048-783-2252
2016年7月5日火曜日
interview : ロベルト吉野
interviewer : DJ Doppelgenger 1. 吉野君と言えば、まず「サイプレス上野とロベルト吉野」が世間では認知されてると思うんだけど、自分にとって吉野君のキャラって完全にメタルであって。其処について聞きたいんだけど、ヒップホップとメタル、双方どういう経緯で好きになって、の今のような表現スタンスになったかな?
「HIPHOPを好きになったきっかけは、特にこれを目指すんだって言える壮大なポイントは無いんだけど、ざっくり言うと中学時代から始めたSK8から影響を受けてる。当時見まくったGIRLのGOLD FISHやXYZのVHS、あと地元の環境がそうさせた。プロスケーターもDJも先輩でいたから話は早かった。同時に勉強や義務教育なんてもんは気付けば全部シカトしてた。中学校はほぼ三年間、ヤンチャな夜遊びした後に行って寝る場所みたいな感じ。毎日VHS見て研究してた。そのビデオの音がHIPHOPもMETALもかかっていて自然と好きになっていった。僕が住むドリームハイツは、目と鼻の先に遊園地があって、昼間の賑やかなイメージとは真逆に、夜はスケーターとバイカーと暴走族の溜まり場でしかなかった。沢山の様々なストリートの影響を、家から5分の場所で教えてもらいすくすくと自然にHIPHOPを聴く様になっていった。
HR/HMは更にさかのぼり、小三の時に兄貴の影響で聴き始める。ある時、小学校の航空記念写真で自分だけガンズの派手なTシャツを着てて浮いてた時期がある。なんていうか、親父の影響でプレスリーや長渕剛を聴いてたけど、兄の部屋から毎日80~90年代初頭のHR/HMが爆音でかかっていて気になってしょうがなかった。それが無ければ影響受けずにその時METALのCDを買っていないし聴いていなかったと思う。兄に最大級の感謝。そして時を得て高校2~3でRAPを始めて、同時期に沢山の音楽を知りたいと思いタンテを購入。今のような表現スタンスになったのは、住んでる町の環境や人が結果的そうさせたと思う。音に限らず、良い物はジャンル関係なく良いという一つの物に固着しないという様々なタイプの個性的な人が沢山居た事、+成長期の自分のある意味欲張りな感情や願望がそうさせたと思う。根底には様々なジャンルの音がかかるSK8、何でもミックスな地元があったからかな。
そういえば、昔川戸サイクルっていう自転車屋の奥の部屋がヤンキーの溜まり場だったんだけど、蓋が付いた本物の拳銃が沢山壁に飾られてたな。外には密輸したと思われる猿がいて、エロ本もそこで強制的に見せられたな。そこのオヤジ、カツラを接着剤でつけてたらしい。癌で死んだけどね(笑)」
2. とんでも親父だね。笑
吉野君のバックボーンがだいぶ見えたよ。
さて、去年DMC全国大会でくしくも優勝にはならなかったけど、あのセットはバトルを越えたエンターテイメントを感じたんだ。吉野君的に、バトルDJをどのように捉えてるのかな?
例えば、スクラッチの技を見せるような、Q BERT的なアプローチというよりは、SWAMPとかKID KOARAとか、より音楽性とかストーリー、パフォーマンスに比重があると感じるんだけど、何か意識してる事はあるのかな?
「昨今ターンテーブリストは色々な音のスタイルがある訳だけど、自分はパーソナルな部分を、更に言えば自分という人間を音にどう憑依させるかってのがテーマの一つでもある。やはりそこはMETALの影響がでかいと思います。もちろん基本練習は自分なりにしてるけど、&やりやすい音があったら作ってやる、昔はそれだけだったけど、今はそれだけではないんだ。去年のルーティンの曲は生活の起爆剤、朝や夜やる気を出す為にずっと聴いてた曲。影響を受けて感化され、涙し生きてく糧になった曲。一生聴くだろうと思う曲や色々とその時その時の状況とリンクして、教えられお世話になった曲を使ってる。政治や歴史や過去のアンチテーゼの勉強にも勿論なるけど、それをあーだこーだ言ってるだけではナンセンス。今は時代が違う。基本的には日々の生活で助けられた曲に恩返ししたいから、曲の意味合いに自分の愛を投影しつつって意識を持ってやってる。そしてこれからも。そうゆう思いでいればこりゃまた自然に、音楽性とかストーリー、パフォーマンスに比重があると客観的に思われてもおかしくないかもね。お陰ですっごくマイペースだけど、ゆっくり曲を選び、どう動くかなどじっくりイメージし楽しくやれてる。」
3. なるほどね。言わば選曲、1つの世界を作るって事だね。且つそこにターンテーブリズムが加わると。ある意味、先のバックボーンがそのまま反映されてるって事なんだね。それがある種の説得力、吉野君のありのままの存在が伝わるんだと思う。
吉野君と仲を深めるきっかけになったのが、ヒマラヤ聖者ヨグマタ氏のトークショーに一緒に行ったのが印象深いんだけど、瞑想に興味を抱いたきっかけとか、それについて思う事は?
あれ以前、吉野君とはクラブで1回顔を合わせた程度、正直俺はどんな顔だったかもなんとなくしか覚えてなかったね。笑 それがいきなりFBでメッセがきて、謎の誘いを受けて、こいつなんかやばい。。。と興味本位でその誘いに乗って再会したのが、此処での全ての起こりだよね。
「そう、FB上で俺が元君のインド話に興奮してメッセージを送ってしまい、会うの2回目で一緒に新宿の紀伊国屋ホールでヨグマタジのダルシャン(トークショー)を見に行くっていう、不思議なあの感じ、本当に最高だった。
瞑想に興味を持ったのは、漠然とだけど、昔から見えない世界に興味があってヨグマタジに会う前によくネットで調べて自己流で幽体離脱の真似事してた。ある時、いつものように弛緩法&呼吸法をして意識を集中してると、バーっと耳鳴りがして一つの点が近づいて来て、第3の目来たーなんて思い、気が付くと家の隣の芝生に立ってたって経験がある。草木は全部キラキラに輝いて見えて生命力に満ちてた。離脱に成功したと思ったんだ。ただ、その瞬間意識は自分に戻ってた。次の日から3、4日間、人のオーラの色がずっと見えてて、これは霊障だなと思い死ぬと思い怖くなってやめた。
それ以降自分の判断で、そうゆうことをするのは全部やめて、今は師の元で、前の様に心の奴隷になるのではなく、安全に愛に満ちた瞑想を毎日させて頂いています。瞑想は、死んだ時にどうするか、ある意味死ぬ練習でもあるんだ。そして本当の自分を探求し愛するという事。この年で、やはりこうゆう話をすると、みんなビビり目が点になるけど、色々と自分に打ち勝つって点に関しては、若いうちから死生観とは?という事を理解して、愛とは何かと考える事がすごく重要だと思う。人は生まれた瞬間から死が決まっているなら、なんでこの世に生まれてきたのか、そして自分とは誰なのか、心とはなんなのか、という事を探求し理解する方が、人間らしいと思う。世の中物が溢れてて、皆あれをやったら次はこれとせわしなく、多くの人は気付かず、そこだけに幸せばっか求めていて本質が見えていない。今に居るという事の重要さを、心に惑わされず、なんで自分は生きているかってのを自己発見していくのが、人間の本来の喜びであり、死んでから根元に帰る為の使命でもある。」
4. 自己発見。それは本当にそう思うよ。あまりに選択肢が多過ぎて、何をしたらいいのか解ってない人って沢山居ると思う。そういう自分も、これをする為に生まれてきたのか?っていう確信は無いし、半信半疑では無いけど、やっぱ100%そう断定出来るものじゃないからね。
けど、己と向き合うっていう点に関しては、音楽はそういう側面が絶対にあると思う。
先の瞑想に続き、瞑想とは静であり、吉野君のDJは動であると思う。その相反する行為が、己のバランスを取っているのかな?
「どんだけ激しい動きをしても、激しい曲をかけても、何があってもDJ中は実は心は静なんだ。じゃなきゃ首鞭打ちになるまでヘッドバンギングも出来ないと思う。酔っ払ってる時と緊張してる時とテンション高い時以外は今の所静。何かをする時は常に静になる様努めてる。動きには、エゴがまだあると思う。でも常にそれらは愛に変えたくて、って意識でやってる。お陰様で、最近どんどん酒も飲めなくなってきてる。よい兆候だね。」
5. 今回、「刑⚡︎鉄」という吉野君とギター高橋'JUDI' 渓太氏を交えてのセッションライブを披露して貰うんだけど、このユニットの結成についてお聞きしたい。
「逗子にとんでもないAC⚡︎DC好きのギターリストが居るってBadu erykahのカジが紹介してくれて、何はともかく絶対楽しいから会おうって事で会ったんだけど、初めて会った瞬間からAC⚡︎DCの角を付けてて、こいつマジだって思った。HIPHOPもMETALもDJもあるけど心のどっか奥に、ROCKを次はやりたいって考えがあった。彼にあった時、正しくこれだって思った。自然に話が弾み、乾杯して10分でやろうと決意し結成。彼はマイアイドルでもあり正真正銘のロックンローラーだ。最狂のAC⚡︎DCトリュビュートを目指してる」
6. asia初の刑⚡︎鉄ライブ楽しみしてるよ。
吉野君はTHEUS第三のメンバーとして自分は自負してる。これまでも何度かTHEUSライブにfeatしてきて、バイブスの面で相乗されるものがあるんだ。吉野君は、THEUSとのセッションで何か感じるものがある?
「グラシアス。正直、SNS上でよくTHEUS情報見てるけど、そのバイタリティーやパワーにはいつも驚かせられている。自分がしてきたセッションの中ではトップクラスの気持ち良さ。以前一緒にやった時、まあ、家で組むじゃないすか、リハして本番でやるんだけど、奏でるというよりは踊りに行くって感じ。2人とも凄いから、バイブスで負けない様にやってた。なんつーか、スクラッチというか筋トレ。すげー汗かいて痩せた。ダブステップが何が何だかわからなかったけど、THEUS聴いて体感できた。感謝しています。今後色々とツアーがあると思うけど、個人的にはアフリカの原住民族が白眼を剥いて全員踊り狂うくらいな、長老も村長もあの世に召されるみたいな最強な音になってほしいなってよく想像をしてます。そして以前MCバトルでTHEUSビートを使わせてもらったけど、みんなノリにノってたよ。ありがとう!」
7.THEUSの裏テーマはHIP HOPだからね。それでMCが楽しくラップ出来たなら本望だね。
またセッションしよう!
最後に7/9に向けて一言。
「面子がかなり異種格闘で感動しました。やっぱりパーティはあーでなきゃと思った。感謝してます。自分等の音とバイブスが場の雰囲気と相乗し全員がブチ上がる様に心がけるよ。For those about to ROCK!」
2016年6月29日水曜日
interview : 諏訪内 保(Wax Alchemy)
今回、THEUSのアルバムマスタリング、またダブプレートカッティング、そして初のピクチャー盤カットと、GURUZの音の面を全面的にサポートしてくれた諏訪内 保氏(以下タモツさん、T)にインタビューしました。
国内唯一(と言っても過言では無い)クラブミュージックに特化した、1枚から作るダブカッティングについて、また彼自身の活動について、お話を伺います。
interviewed by Doppelgenger
1. タモツさんはWAX ALCHEMYというダブプレートカッティングサービスを提供してるんだけど、何故ダブプレートのカッティングをしようと思い立ったのかな?
T.さかのぼると長い話になっちゃいますが、19歳くらいからUKの音大に4年ほど留学していました。Drum’n BassやTrip HopなどのBassが強調された音楽が好きで、DJも少ししていて、よくイベントにも通ってました。ちょうどその頃はDJのPlayするフォーマットはCDJとアナログレコードが二極化が始まった時期でもありました。有名DJ/Producerはリリース前の音源や、リリースされる事の無い完全なエクスクルーシブ音源をDUBPLATEにCUTしてイベント会場でしか体験出来ない音源をPlayしていました。自分はクリエイターではなかったので、実際ダブ音源を入手したり、CUTすることはありませんでしたが、シーンの影にはDUBPLATEという存在が根付いているのを体験しました。リリース前にDUBPLATEでフロアをロックして、それがアンセムになって、プレスリリースされる頃には、もうスマッシュヒット確定の盤になってるというルーティーンがそこにはありました。カットハウスも沢山ありましたし。
帰国後、サウンドエンジニアとして活動していと同時に、DJイベントも幾つか主催もしていました。
ちょうどその頃、D.L a.k.a. Bobo James(Dev Large)師のイベントを担当させて頂く機会がありまして、そのときに師から『国内で1枚だけレコードに出来るとこ知らないか?』って聞かれたのが全ての始まりでした。他にも色んなDJの方から似た様な事を多く聞かれる事が多かったです。
その当時、既に数カ所国内でダブプレートのカッティングサービスや海外でのカッティング代行サービスを承っている業者はありましたが、カッティングエンジニアがどんな経歴がある方なのかという情報が明確に記載されている所が無く、僕自身も国内でのカッティング経験も無く、正直言うと知らないエンジニア(カットハウス)を紹介するだけの自信がありませんでした。調べるとカッティングマシンはあるけど稼働していないスタジオも幾つかありましたし。僕自身もサウンドエンジニアとして活動していたので、ただカット出来るのでは意味が無くて、カットする楽曲のジャンルや特性を理解したエンジニアに対応して頂けないと、いい結果にならないのは感じていました。特に僕に質問をくれた方々の全てがアンダーグラウンドな音楽のカッティングを希望していましたので。
ここで僕の中に2つの疑問が生まれました。
ダブプレートの国内ニーズが全く無いのか、それともダブプレートというカルチャーが国内では知られていないのか?
ダブプレートに関して調べすぎた結果、個人でもカッティングマシンを購入出来るルートを見つけました。
とはいっても安い金額ではなかったし、そんな貯金も無かったので、周りに予算的な部分で相談や出資を頼んだりもしましたが、
国内での明確な前例が無いのと、カッティングサービスに対して理解がある方も居なかったので、当たり前ですが、誰も取り扱ってくれませんでした。だけど、僕の周りにはレコードを斬りたくて困っている人が、既に沢山居るという状態です。
なんか勝手に使命感を感じ始めていました。僕がやるしかないだろ!って。
最初は自治体や政府の支援機関に、企画書を書いてプレゼンに行く為に必死で計算機と睨めっこして予算案とか経営プランニングを作成していましたが、その時間すら無駄に感じて来てしまって、最終的には個人で銀行に出向いてお金を借りて、ドイツで簡単なカッティング研修を受けて、念願のカッティングマシンを個人輸入して、2014年4月くらいからサービスを始めました。
最初は超赤字スタートのノープランだったので、広告とかHPとかまで全然準備出来てませんでした。ただ無名のエンジニアがカッティングマシンを所有しているだけ。ですが、どこからともなく僕個人のFacebookに人伝えでカッティング依頼が舞い込んできました。最初の1年は修行と言いますか、調整期間として考えていたので、体制が整うまでは大きくサービス展開をする予定は無かったので、"一見さんお断り”状態でカッティングを開始しました。しかし、始めるや否や、毎日のようにカッティング依頼を頂いておりました。"◯◯さんの紹介でカッティングをお願いします”っていうのが毎日です。
徐々に体制も整って来たので2014年位12月にWax AlchemyのHPを開設しました。日本中からオーダーが殺到してしまい、本業のサウンドエンジニアの片手間では、いよいよカッティングサービスが追いつかなくなってしまい、2015年4月に当時所属していた音楽プロダクションを退社して、Wax Alchemyとして独立しました。
2. 日本でも他に幾つかダブプレートのカッティング業者は居ると思うんだけど、タモツさん程BASS MUSICの鳴りを理解したカッティングをしてる業者は居ないと思うんだ。それは海外にまで派生して、GOTH TRAD、COJIE of Mighty CrownからMALAといった一流アーティストからの依頼も受けてるよね。そもそもタモツさんの趣向はソウルとかファンクだったって聞いてるんだけど、何故に今のような状況になっていったのか?
もともとBass Musicは好きだったんですが、2004-6年くらいのDub Stepが爆発した時には、僕の意識は全く逆のRare Grooveや7inchに特化したDeep FunkといったVintage Grooveにありました。生音のブラックミュージックに精通しているエンジニアは中々居ないし、更にレコードへの理解もあるエンジニアはほんの一握りだと思います。
2014年の冬にD.L師に新しいMIX CDシリーズ『FREEDOM JAZZ FUNK』のリリースの話があって、その時に全エンジニアリング工程を僕でやりたいって指名して頂きました。そのMIX CDの担当者がGOTH-TRADの国内流通やBack To Chillのコンピレーションも担当している方でして、そこから怒濤のBass Musicのカッティングが始まりました。それと同時期にD.L師からMighty CrownのCOJIEさんを紹介して頂いたのが始まりです。そこからかなりの数のセッションと試行錯誤を重ねました。去年にGOTHさんがMALAとBack To Backする機会があって、『そのダブプレートは何なんだ!?』って話になったらしく、実際に去年来日公演の時にはスタジオにも遊びに来て下さって、ダブプレートのカットの依頼も頂きました。けっこうな枚数でしたが。。。
僕が恵まれていたのは、カットしたダブをすぐに〝サウンドシステム〟で聴く事が出来る〝Back To Chill〟という環境があったことが最大の利点でした。カットしている楽曲は超一級品のGOTH-TRADのTrackでサウンドの再生環境も整っている。鳴らなかったら、完全に自分のカッティングが甘いという事が立証されるこれ以上無い最高の環境。サウンドシステムで音楽を聴くと一瞬でその曲を〝丸裸〟にしてくれます。ダサいローカットなんかしようもんじゃ、PCのスピーカーでは鳴るかもしれませんが、システムだと絶望的なまでのスカスカ感と脱力感が押し寄せます。中途半端に高音域の処理をしてしまうと、如実にオーディエンスはシステムから遠ざかってしまいます。自分のカットした盤がシッカリと鳴らないとオーディエンスとDJに多大な迷惑を掛けてしまうという、精神面ではとんでもない程のプレッシャーの環境下で、日々カッティングの調整を行っていました。とにかくサウンドシステムを導入しているイベントには時間の限り潜入しては、低音を浴び続けました。しっかりフルレンジで鳴っているか、他の楽曲に劣っていないか、DJはイコライジングに無理無く再生しているか、針飛びは無いか、回転数は安定しているか。。。最初は音楽的には全く楽しめてなかったかもしれません。そんな余裕もなかったですし。
もう一つ恵まれていたのは、既存曲のカッティングの依頼だけでなく、Wax Alchemyには、クリエイターやプロデューサーからの依頼が多い事です。やはり自身の楽曲のカッティングとなると求められる要望も期待もかなり高いと思いますし、コミュニケーション段階でかなり細かい所まで話が出来ます。オリジナル楽曲のカッティングで多くの事を学ばせて頂きました。
自分で言うのも恥ずかしい話ですが、重低音を活かしたフルレンジのカッティングは通常のプレス盤のBass Musicにも負ける気がしませんし、Wax Alchemy Dubplateはサウンドシステムを休ませません。期間は短いかもしれませんが、一流の環境下でサウンドを磨き上げて来たと思います。まだまだ深化しますが。
3. カッティングと平行してマスタリングエンジニアとしての顔もあるんだけど、今までどんなアーティストのマスタリングを手掛けてきたのかな?
CD用のマスタリングもやりますし、レコードプレス用のマスタリング、小ロットのダブプレートリリース用のマスタリングまで、
色んな用途でマスタリングサービスも承っております。個人的なお気に入りを幾つか上げますと、
・LAMPEYE feat. RINO, YOUTHE ROCK★, G.K. MARYAN, ZEEBRA, TWIGY, GAMA, DEV LARGE, DJ YAS -『証言』7inch
・D.L a.k.a. Bobo James -『FREEDOM JAZZ FUNK』シリーズ
・KAZAHAYA feat, THE SPANDETTES - 『BROAD SMILE』7inch
・THE BRAND NEW HEAVIES - 『Sunlight feat. N’Dea Davenport』7inch
・Boris × GOTH-TRAD -『DEADSONG』12inch
・黒田大介 - 『kickin’ 7』Mix CD
その他にも現在進行中のマスタリング案件が沢山あるので、是非Wax Alchemy HPをのぞいて頂ければと思い居ます。
4. 今回THEUSのクラウドファンディング企画で初のピクチャー盤を作ったんだけど、マスタリングからカッティングまでやってみて何か思った事はある?
一番衝撃だったのはこのアルバム制作の根底にあったコンセプトの一つが『HIP HOP』ってことです。(笑)
まずデモ音源の段階で進行中の楽曲を聴かせて頂いて、かなりクリエイティブなサウンドだったので、沢山マスタリングのアイディアが出て来ちゃって、そこでSTEMデータでのマスタリング(MIXTERING)という方法で作業をする事をお願い致しました。
通常のマスタリングより、だいぶ時間掛かりましたが、結果かなり細かい所まで処理出来たと思います。
あと、実際にLIVEも観れた事でより楽曲への理解が深まったと思います。
THEUSは単純にベースミュージックという言葉では括れないですね。
HIP-HOP. Drum’n Bass, Abstract, 聴き手によって様々な表現や聴き方が出てくるだろうし、
むしろ、聴き手が試されてる感じすらしますね。それでもTHEUSは云いと言うでしょう。
ピクチャー盤は全く今までやろうと考えてなかったんですが、DJ DOPPELGENGERとあんかけ食べてるうちに、やっちゃいますか?ってなってましたね。気がついたら作ってましたね。考えてから行動というか、むしろアイディアが出てから形にするまでがメチャクチャ早いなぁって驚きました。リリース前にもかなりLIVEも精力的に行っているし、正式音源が無いのにブッキングがあるってのは、ほんと凄いなと思います。このスピード感で突っ走るTHEUSのスタイルは楽曲にも間違いなく現れてると思いますね。
5. 上記のカッティング、エンジニアとは別に、タモツさんはイベントオーガナイズもしてるよね。それってカルチャーというか、全て繋がった上での表現なのかな?
そうですね。全て一環した流れでの表現です。やはり新しいカルチャーやマーケットを創るのが仕事だと思っています。
特に今は、レコードだけじゃなくて、音楽の未来も斬り開いて行かなくてはなと、勝手に考えてます。
代官山Airで開催していたダブプレートに焦点を絞った『Alchemist』とか、かなり面白かったイベントですね。
全員がダブプレート投下するパーティー。会場が閉店しちゃって今はやってないけど、また始めようって話をしてます。
現在は毎週水曜日にCONTACT Tokyoが開催している〝Super Plume〟というHip Hopラウンジパーティーの偶数月第三水曜日を〝Super Plume × Wax Alchemy〟って名目で担当させて頂いてます。『FREEDOM IN THE SHADOW』というDJ Crewも始めて、自身も現在はDJとしても活動を再開しました。年内にはあと2つくらい定期開催のパーティーを始動する予定です。
ダブプレート斬って、スタジオで〝いいね~〟って盛り上がるのは否定しませんが、やっぱり現場で鳴ってるかどうかが全て。
スタジオの中だけで音を完結させるのは嫌ですね。Wax Alchemyと関わってくれているDJにもPlayする場を提供して行きたいし、実際僕自身がDJして回してみて、ようやく発見した事も多かったですし。やっぱり、イベントをやるってのはダブプレートの基盤みたいな物だと考えてます。
6. 今後の展望について。また7/9asylumに向けて一言。
今後の展望は、〝世界最響〟を目指して突っ走ります!
やっぱり、DUBPLATEはプレス盤より音が悪いっていう謎の偏見を持たれている方も多いんで、そこをまず覆したいです。アナログプレスリリースしたけど、DJで使う盤はWax Alchemy Dubplateみたいな。それくらい圧倒的な次元で音を提供出来るように切磋琢磨してます。実際リリース盤より、音質を気に入って頂いて、そうして頂いている方も多いです。リリース盤の音が気に食わなくて、個人用にDUBPLATEで斬り直す案件も多々ありますし、他のカットハウスだとダメだったんで、何とかお願いします!って依頼も凄く増えてきました。あと、今まで海外からのオーダーは断っていたんですが、最近対応を始めたんで、もっと進出して行きたいなと考えてます。
7/9は拙者もDJで参戦致します。物凄いメンツの集まるパーティーなので、既にワクワクしてます!
是非当日はTHEUSのSOUNDを喰らいにclub asiaに遊びに来て下さい!
Wax Alchemy http://www.waxalchemy.com/
ピクチャー盤レコードが完成するまで!!ピクチャー盤レコードが完成するまで!! Until the picture record is completed !!
2016年6月21日火曜日
2016年6月2日木曜日
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